外壁塗装を検討する時には、色の問題が出てきます。単純に好みの色を選べば良いという訳ではありません。信頼できる腕の良い業者を選んでも、色選びに失敗すれば後悔することになります。だからこそ慎重に選ばなければなりません。
外壁塗装で青色を選ぶ時、何に注意しなければならないのでしょうか。利点や欠点を理解し、本当に選んで良いかどうか慎重に考えてみましょう。
外壁塗装で青色の外壁を選ぶメリット
一概に青色と言っても、濃いものから薄いものまでさまざまです。一般的に濃いめや暗めの青色を塗った外壁だと、高級感があり、大人っぽく、クールな雰囲気を演出できます。
薄め・明るい青色には爽やかさや清涼感が
逆に、薄めや明るい青色を使うと、爽やかさや可愛らしさを演出できるのです。青色は清涼感があり、集中力を高めて気持ちを落ち着かせる色でもあります。
また、青色は紫外線を反射します。そのため、時間の経過による色あせが気になる人にもおすすめです。
外壁塗装で青色の外壁を選ぶデメリット
外壁塗装で青色を選ぶ時には、デメリットも押さえておきましょう。外壁は紫外線や、雨、風などによって劣化します。その場合、塗装がはがれる、白い粉が出てくるチョーキング現象などが起きます。
濃い青色の場合、チョーキング減少が起きると目立ちやすいというデメリットがあるのです。ただし、明るいパステル系の青色だとあまり目立ちません。
他の色との組み合わせに注意
すべての外壁を青色に染めるのも良いですが、他の色と組み合わせる場合にも注意点があります。基本的には青に限らず、多種多様な色を多く組み合わせるのは良くありません。2色~3色程度が限界と考えておきましょう。3色でも、上手に組み合わせないと、ゴチャゴチャとした印象になるからです。
青色を取り入れたバランスのいい外壁の色とは
基本的に、ベースカラーが70%で、次に大きな面積を持つアソートカラーが25%、アクセントカラーが5%程度のバランスにするとうまくいきます。また、同系色を選ぶのが基本です。色相環を基準として、隣り合う色や、近い色を選ぶのがおすすめです。
付帯部分の塗装の色とのバランスも考えよう
窓のサッシや玄関ドアのアルミ部分は塗装ができません。一般的にサッシの色は、白、ブロンズ、黒などが多いです。面積が大きな屋根や外壁だけを見るのではなく、サッシなどの色も含めてカラーバランスを考えましょう。
青色外壁で失敗してしまった人の理由
外壁を青にして失敗する理由の1つに、色見本そのままを外壁に反映できると勘違いする人も多いです。外壁の質や塗料、光の当たり具合や塗装方法で大きく変わるため、色見本そのままを反映できるとは限りません。
面積でも色の見え方や印象が変わります
面積効果の影響もあります。カタログに掲載されている写真は小さい面積です。小さな面積だと色が暗く見えます。大きな面積だと明るく見えるのです。面積効果を考える場合、明るい青色にしたければ、少し濃いめの色を選ぶのがポイントです。
失敗しないためにはカラーシミュレーションがおすすめ
外壁を青色にしたいなら、事前にカラーシミュレーションがおすすめです。多種多様な組み合わせをすることができるからです。視覚的に色の組み合わせをチェックできるメリットは大きいでしょう。さらに、家族と検討する際も、イメージを共有できます。
ただしカラーシミュレーションを信じ過ぎるのはNG
カラーシミュレーションに頼り過ぎるのは良くありません。あくまでシミュレーションだからです。カラーシミュレーションの色合いがそのまま、外壁に反映できるとは限りません。影や光の影響を反映できないからです。
パソコンの場合、ディスプレイの設定でも色の見え方が違います。あくまで参考程度にした方が良いです。
試し塗りやサンプル塗装をしてもらおう
外壁塗装では、試し塗りをしてもらうことをおすすめします。試し塗りは実際の外壁に塗装をして色を確かめる方法です。一般的に壁の一部分を塗って確かめます。
外壁の質感や光の当たり方、塗料の性質や方法による影響で、自分が希望する青系統の色を塗った時どうなるか、具体的にチェックができます。失敗を減らしたいなら塗装業者に確認すると安心できます。
青色の家が近くにないかチェック
青色を選ぶ時、他の家もチェックしてみてください。青色を塗っている家があれば、参考になるからです。外壁塗装で青系の色を使った時、他の色の組み合わせや、天気の影響でどのように見えるか参考になります。理想的な青色の外壁塗装をしている家を見つけたら、業者を連れて見てもらうのも良いでしょう。
ご近所トラブルを防ぐ!景観へも配慮しよう
近所の家をチェックするもう一つの理由は、景観への配慮です。派手な青色を選んでしまうと非常に目立ちます。自分の家だから自由という訳にもいかず、外壁の色にクレームがきてトラブルになることもあります。青だけではなく赤色など、原色系には注意しましょう。ただし近所の家も派手なら浮くことはありません。
風水から見る青色外壁のメリットとは
家を建てる時、間取りやレイアウトについて風水を気にする人もいるはずです。外壁の塗装を青にする時、風水的にはどうなのか、気になる人はチェックしておきましょう。
風水では、濃い青色や紺色は、冷静さと判断力に関係します。また、仕事運や試験運のアップにつながる色です。明るい青や、水色、パステルブルーは水をイメージさせます。そのため清潔感などから恋愛運に良いです。このように風水から、色選びをするのもおすすめです。
まとめ
外壁塗装で青い外壁を選ぶメリットやデメリット、注意点などを紹介しました。デザイン性の高い青色外壁ですが、珍しい色だからこそ慎重に決めなければなりません。