外壁塗装を検討しているなら、複数の業者から見積もりを出してもらい、比較をして最良の業者を選ぶのが常識です。しかし、各業者によって外壁の塗る部分の面積が異なっています。ですから、外壁塗装の面積を計算するコツを知っているなら、悪徳業者に騙されることを避けられるでしょう。では、外壁塗装の面積を計算する方法についてみてみましょう。
外壁塗装に必要な「平米単価」とは?
外壁塗装に欠かせない塗料を購入するために、外壁塗装が必要な面積を測ることが必要です。その際に「平米単価」を使用します。これは1平米あたりの材料費や人件費などすべてが含まれた価格です。(外装塗装の見積書には人件費という項目がなく、それぞれの工程の作業料金に含まれます。)平米単価と施工面積が分かれば、外壁塗装の費用を計算することが可能です。では、平米単価を使った面積計算をみてみましょう。
外壁の塗る面積の計算方法とは?
外壁の塗る面積の費用は、「外壁塗装の費用=塗る面積×塗装の平米単価」という計算式で行うことが可能です。塗る面積は家の総床面積(延床面積)に係数を乗じた「塗る面積=総床面積×1.2」の計算式で求めることができます。1.2という係数は、家の形や窓の数などにより1.1~1.7に変動することもありますが、一般的な戸建て住宅の塗装面積を計算する際には1.2という係数を使用することが多い傾向にあります。
総床面積とは、建物すべての床面積を合算した面積にことで、2階建ての場合は1階と2階の床面積を合算したものが総床面積となります。家の床面積を表す単位は「平米」に加え、「坪」や「畳」という単位で表現することもありますが、塗料などの単価には平米で計算するのが一般的となっています。
建物の形によって異なる面積
建物によって面積も異なってきます。計算された面積に応じて必要となる塗料の量も異なってきますので、見積書で算出された外壁面積と自分の計算を比較することも大切です。面積の計算に加え、塗料名を知ることも大切です。塗料ごとに各メーカーが標準使用を規定しているので、メーカーと塗料名を前もって把握しておけば、使用料や希釈率、乾燥時間などを知ることができ、どのような工事が行われるのか想像できやすくなり、手抜き工事の予防にもつながるでしょう。
外壁塗装を検討しているなら、最大5社業者まで一括に見積もり比較が行えるサイトを利用することでおおよその外壁面積を知ることも可能となっています。