新築から10年近い年月が経過し、そろそろ外壁塗装・屋根塗装を検討する時期になりました。忙しく働いている人はなかなか時間が取れず、「とりあえず手頃な業者に見積もりだけ頼んでみよう」と考えるかもしれません。しかし見積もりを依頼する段階から外壁塗装・屋根塗装の業者はある程度絞っていく必要があるのです。こちらの記事では外壁塗装・屋根塗装の見積もりをする前に知っておいてほしい、やってはいけないNG例を6つ紹介します。
① HPに施工事例の記載がない業者はNG
外壁塗装・屋根塗装の見積もりを依頼する前には、必ず検討している業者の公式サイトをチェックするようにしましょう。優良な外壁塗装・屋根塗装の業者は必ず公式サイトに過去の施工事例を複数公開しています。施工事例が記載されていない業者は依頼主との関係性が築けていないことや、手抜き工事の施工であるため公開できない、クレームが多すぎて事例にできないなどの理由が考えられます。依頼主と業者担当者が一緒に写っている写真があればより信頼度はUPします。
ちなみに、そもそも公式サイトすらない場合は残念ながらその業者は検討対象から外しましょう。外壁塗装・屋根塗装の業者は古くから営業している老舗であることも多く、インターネットの運用になれていないため公式サイトがない場合もあります。しかし公式サイトがないということは、悪徳業者である可能性も拭えないのです。
②訪問販売の利用はNG
自宅にいるときに「外壁が危険な状態であるため今すぐ外壁塗装を検討してほしい」と訪問販売員がやってきた経験はありませんか?不安な心を煽られると「見積もりだけしてもいいかな」という気持ちになってしまいますが、訪問販売の外壁塗装・屋根塗装業者は利用してはいけません。
外壁塗装・屋根塗装の分野はトラブルが多く、消費者センターへ相談が寄せられることも多いです。塗装工事に関する相談で大部分の割合を占めているのは訪問販売を利用した事例となっています。
言い切ってしまえば、訪問販売には悪徳業者が多いです。もちろん全ての訪問販売が悪いというものではありませんが、訪問販売で見積もりをするのは避けるようにした方が賢明です。
③友人の外壁塗装業者はNG
人脈の多い方であれば、知り合いや友人に外壁塗装・屋根塗装の業者がいるかもしれません。しかし、知り合いだからといってその業者に見積もりを依頼するのは危険です。もし見積もりの結果が少し高かったとしても、知り合いであるがゆえに断りにくいもの。それ以外にも他の業者と比べづらいなどのデメリットがあります。
たしかに、友人の外壁塗装・屋根塗装業者へ任せるのは簡単で手間もかかりません。場合によっては少し安く施工をしてくれるような気もします。しかしメリットよりもデメリットの方が多いため、できるだけ控えるようにしましょう。
④営業所が遠い業者はNG
インターネットで調べ、良さそうな業者があったとしてもすぐに見積もりを依頼してはいけません。そんなときはまず、その業者の営業所がどこにあるか住所を確認しましょう。もし県外など自宅から離れた地域にある場合は、他の業者を検討することをおすすめします。
もし優良業者であったとしても、遠方から見積もりに来るため移動費用がかかる可能性があります。さらに、施工を依頼するとなったときにも材料を運ぶのに費用がかさんでしまってはもったいないです。
それ以外に、遠方の外壁塗装・屋根塗装業者は施工を行う地域の気候環境や特性を理解していない可能性もあります。外壁塗装・屋根塗装ではその地域環境に適した施工を行わなければ最大限の効果を発揮できず、寿命が短くなってしまうことがあります。
このように、どんなに良い業者であったとしても「遠い」というだけで見積もりの検討対象からは外したほうが無難です。
⑤1つの業者に絞って見積もりするのはNG
どれほど魅力的に見えても、見積もりの前から1つの業者に絞って検討するのはNGです。複数の業者で検討したほうが料金を安く抑えられますし、優良な業者を見極めやすくなります。たくさんの業者から見積もりを取り、比較するのは骨の折れる作業です。忙しい方や時間が取れない方にとってそんな暇はないかもしれません。
しかし外壁塗装・屋根塗装にかかる費用は数十万円から数百万円にもなります。1度塗り替えたら次の塗り替え時期は数年、十数年後です。そんな大切な施工を適当に選んでしまっては、きっと後悔することになります。外壁塗装・屋根塗装の業者は時間をかけてじっくりと慎重に選ぶ必要があるのです。
⑥「コミコミ料金」はNG
業者によっては足場代から技術料まで全てが込みになった「コミコミ料金」や「パック料金」を提示してくることがあります。しかし、こういった料金体系のプランを打ち出している業者は信用できません。
外壁塗装・屋根塗装は詳細な見積もりを出してもらわなければ、複数の業者を比較してより良い業者を見つけ出すことはできません。コミコミ料金は一見お得で簡単に見えますが、実は手抜き工事の内容になってしまっていることもあります。料金が明朗でない業者を利用するのは危険です。
また、見積もりをしていないのに「だいたいいくらで施工ができます」と金額を提示してくる業者も見積もりを依頼してはいけません。外壁塗装・屋根塗装には相場がないため、一概にいくらとは言い切れないものです。見積もり前からそれを提示してくる業者ははじめから適当に施工をする気しかないのかもしれません。
まとめ
いかがでしたか。外壁塗装・屋根塗装の見積もりをする前に知っておいてほしい、やってはいけないNG例を6つ紹介しました。業者選びは見積もり前から既に始まっています。本当に優良な業者を見つけて、納得のいく外壁塗装・屋根塗装を行いましょう。