塗装工事は、さまざまな工程によって作りあげていく湿式工法なため、手抜きされやすい工種とも言えます。つまり、手抜きをしようと思えば出来てしまい、それは依頼主である素人にはバレにくいというデメリットがあります。そのため、塗装事例を絶対に見せてもらうことは必須です。その際、手抜きしやすい部分を把握しているなら確認がしやすいでしょう。
外装塗装の手抜き工事は素人には分かりづらい・・
手抜きをした施工でも、出来上がったばかりの状態はとてもキレイに見えるため、残念ながら素人には手抜きをしていたとしても気づかないのが現状です。しかし、施工後1~3年経過すると、手抜き工事の証拠が少しづつ現れてきます。それには塗膜のヒビや浮き、剥がれ、汚れやすい、光沢の低下などがあります。
このような状態は施工後1~3年では絶対に起きません。手抜きをされた塗膜は、耐用年数が激減して短期間で劣化が生じるという特徴があります。たいてい塗装事例を見せてくれる場合は、施工直後の写真なのでキレイに見えて当たり前です。ですから、現状の様子を聞いてみることができるでしょう。
質問をしよう!
塗装事例を見せてもらう際には、いくつかの質問をすることで手抜き工事を回避できるかもしれません。たとえば足場を設置したのか?足場のシート養成をしたのか?など丁寧な作業にかかせない工程の有無を確認することは大切です。また塗料の種類も質問しましょう。さらに事例を見ながら、外壁洗浄はどのように行ったのか?どのような下地処理をしたのか?もしこの部分に不具合があったら修理してくれるのか?など具体的なことも聞くことができるでしょう。
塗装1級技能士の職人さんがいる業者に工事を依頼しよう!
良い塗料を選んでも、質の良い塗膜を作る職人さんの腕が良くなければ意味がありません。塗装1級技能士の資格を保有している職人さんは、塗装工事の知識とスキルがある証拠ですので、安心して作業を任せることができます。優良な外壁塗装業者には、必ず塗装1級技能士が1人以上いることは確かです。
ですから、業者に確認してみるようにしましょう。もしくは塗装事例を見せてもらう際に、塗装1級技能士の証書の写しを見せてもらうことができるかもしれません。そうすることで外壁塗装の手抜き作業を回避することが可能となるでしょう。もしこれらの質問を個人で行うことに抵抗があるなら、外壁塗装業者を一括に比較することが可能なサイトを利用することをおススメします。